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よく聞くエイズの感染経路って?

HIVウイルスは血液や体液に含まれるので、これらを通して人から人に感染をする場合があります。昔は輸血や血液製剤を通して感染するケースもありましたが、最近は異性または男性同性間の性的な接触が主な感染経路です。特に男性同性間の性行為によって感染をする人が多く、HIVの治療を受けている人のブログには男性の同性愛者が多く見られます。WHOの統計によると、世界のHIVキャリア・エイズ患者の感染原因の7割~8割は性的な接触ですが、残りの2~3割は他の感染経路が原因であると推測されています。

性的な接触以外の感染経路として考えられるのは、タトゥーやピアスの施術を受ける際に使用する器具の殺菌が不十分であることです。2011年12月23日にウエスタンオーストラリア州保健省は、インドネシアのバリ島でタトゥーを入れた際にHIVに感染したと疑われる例があることを発表しています。先進国ではタトゥーやピアスの施術用の器具の消毒が法律で義務付けられている場合がありますが、一部の発展途上国では消毒が不十分なケースがあります。ちなみに汚染されたタトゥーやピアスに使用される器具を通して、エイズ以外にもB型肝炎などに感染するケースも存在します。

母親から子供に母子感染をするケースもあり、過去に出産時の出血や母乳を介してHIVウイルスがうつる事例がありました。1993年には、ウイルスのキャリアやエイズ患者の5~10%が母子感染によると報告されています。ちなみに現在は母子感染を防ぐ方法が確立されているので、妊婦がHIVキャリアでも子供への感染を防ぐことができます。

医療事故(針刺し事故)や、薬物の注射針の使い回しによってHIVに感染をする事例も存在します。1993年の統計では、針刺し事故によってHIVに感染した人の割合は全体の0.01%と非常に低いのですが、現在は感染を防ぐ方法が確立されているのでほぼ0%とみなすことができます。国立医療研究センターの公式サイトによると、針刺し事故の直後に適切に消毒や抗ウイルス薬を服用することで感染を防ぐことができると記されています。

使用済みの生理用品を通してウイルスに感染をする恐れもあるので、ビニール袋に入れて封をしてから燃えるごみとして廃棄する必要があります。怪我をして自分で手当てをしたり、他の人に手当てをしてもらったりする際は、ビニール手袋を着用することで感染を防ぐことができます。